VRChatでは、新しいアバターが次々と登場する一方で、長年愛され続けているアバターも数多く存在します。
その中でも人気を集めるアバター 「碼希-まき-」。
完成度の高いデザインと優しい雰囲気から、今なお多くのユーザーに愛され続けています。
一方で、発売当時の仕様ということもあり、
「もっと表情を細かく作りたい」
「自分らしい改変を楽しみたい」
という声も。
そんなユーザーの想いに応える形で誕生したのが、今回の追加シェイプキーです。
「シェイプキーがないなら、自分で作ればいい。
その一言から始まった今回のプロジェクト。
約2カ月弱という長い制作期間を経て、ついに完成した**「碼希-まき-追加シェイプキー」**。
今回は、長年”碼希くん”を愛用してきた制作者 ryu_namaさんに、
制作のきっかけやこだわり、そして作品へ込めた想いについてお話を伺いました。
はじめて買ったアバターだからこそ

― 制作のきっかけを教えてください。

VRChatを始めてから約2年間、ずっと「碼希くん」を使っています。
実は、初めて買ったアバターが碼希くんなんです。だから思い入れは本当に強いですね。
昔からあるアバターなので、今のアバターと比べるとシェイプキーは少なめで、追加シェイプキーもありませんでした。そんな中でフレンドからも、
「もっとシェイプキーがほしい」
「もっと自由に改変したい」
という声をよく聞いていて。それなら**「ないなら自分で作っちゃえばいいじゃん!」**と思ったのが制作のきっかけです。
VRChatを始めた方なら、一度は「初めて購入したアバター」に特別な思い入れを抱いたことがあるのではないでしょうか。
ryu_namaさんにとっても、「碼希くん」はそんな特別な存在。
長年使い続けてきたからこそ感じた「もっとこうだったら」という想いが、今回の追加シェイプキー制作につながりました。
多くの人が「欲しいな」と思って終わるところを、実際に形にしてしまう行動力には驚かされます。
アバターへの深い愛情と、「もっと碼希くんを楽しんでほしい」という想いが、インタビューを通して強く伝わってきました。

― 制作を後押しした出来事はありましたか?

最近は非対応衣装でも着せやすくなってきて、以前より改変の幅も広がっています。
だからこそ、「今こそ、碼希くんをもっと楽しめるんじゃないか」と思いました。
フレンドからも、
「碼希くん、本当にいいアバターなのに。」
という言葉をもらうことも多くて、その一言も大きな原動力になりました。
70種類以上のシェイプキーで”自分だけの碼希くん”を

― 制作で特にこだわったポイントを教えてください。

全部で70種類以上のシェイプキーを用意しました。
特にこだわったのは目と輪郭線ですね。
碼希くんって目や輪郭線の印象がすごく特徴的なので、少し変えるだけでも雰囲気が大きく変わります。
- 左右それぞれの目を個別に調整できる
- 目の大きさや位置を細かく変更できる
- 輪郭線を細かく調整できる
そのため上記のような調整ができるよう意識しました。
また、他の男性アバターのシェイプキーも参考にしながら、FACE EMOで表情を作りやすいことも意識して制作しました。
70種類以上というボリュームも驚きですが、ただ数を増やすだけではなく、「碼希くんらしさ」を大切にしながら細かな調整ができるよう設計されている点が印象的でした。
特に目や輪郭線は、碼希くんの雰囲気を決める重要なポイント。そこへ徹底的にこだわった理由について、さらに詳しく伺いました。

― シェイプキーを通して、どんな改変を楽しんでほしいですか?

碼希くんって、もともと完成度が高いアバターなんです。
だからこそ、改変すると似た雰囲気になりやすい部分もあって。
今回の追加シェイプキーでは、「自分だけの碼希くん」を作れることを一番大切にしました。
個性を出したい人にも寄り添えるような、改変の幅を広げられるものになっていると思います。
「自分だけの碼希くんを作る」
その言葉からは、自由度を広げるだけでなく、元のアバターが持つ魅力を大切にしたいという想いが伝わってきました。
碼希くんらしさを残しながら、自分らしい表現を楽しめること。それこそが、この追加シェイプキー最大の魅力なのかもしれません。
初めての商品制作で感じたこと

― 制作期間や苦労したことを教えてください。

今回が初めての商品制作だったので、本当に大変でした(笑)。
普段はBOOTHで商品を買う側なので、「1000円くらいで買って、ボタンを押せば終わり」
という感覚で・・実際は、
- 制作
- テスター募集
- 告知・広告
- 販売準備
等、想像以上にやることが多くて制作期間も約2カ月弱かかりました。
実際に作る側になってみて、3Dモデラーさんって本当にすごいなと改めて尊敬しました。
約2カ月弱という長い制作期間。
一人で作り上げたように見える作品ですが、その裏側には多くの人の支えがありました。
特に、客観的な視点で作品を見守り続けてくれたテスターの存在は、ryu_namaさんにとって欠かせないものだったそうです。
テスターの存在が大きな支えに

― テスターさんとのエピソードも教えてください。

誰にお願いするかは、本当に悩みました。
最終的には、「BAR牧場」のキャストをしているXのFF内のユーザーを含めた3人にお願いしました。
碼希くんが本当に好きな人たちだからこそ、自分では気づけない部分まで細かくフィードバックをいただけました。
完成版を見てもらった時に、「求められていたものが全部そろっています!」と言ってもらえたのは、本当にうれしかったですね。
実際に使用するユーザーだからこそ気づける違和感や使い勝手。
その声を丁寧に取り入れながらブラッシュアップを重ねたことで、今回の追加シェイプキーはより実用的な作品へと仕上がりました。
では、その制作の中で最後まで大切にしていた”碼希くんらしさ”とは、一体どのようなものだったのでしょうか。
“碼希くんらしさ”をそのままに

― 制作するうえで大切にしていたことは何ですか?

試作をフレンドに見せた時、最初に
「え、狛乃くん?」
と言われたんです(笑)。
それだけ改変の幅が広がったということでもあるんですが、最終的に一番大事にしたのは、碼希くんらしさを残すことでした。
優しい表情や雰囲気など、碼希くんらしい魅力はそのままに、改変の自由度だけを広げる。そんな絶妙なバランスを目指して制作しました。
改変の自由度を広げながらも、元の魅力は決して損なわない。
言葉にするのは簡単ですが、そのバランスを形にすることこそ、今回の制作で最も難しかった部分なのかもしれません。

― このシェイプキーに込めた一番の想いを教えてください。

最近は
「狛乃くんになった」
「水瀬くんになった」
という声もよく聞きます。
もちろんどれも使いやすく改変の自由度が高い素敵なアバターなのですが、
「一瞬でもいいから、碼希くんに帰ってきて!」
という気持ちで制作しました(笑)。
もっと碼希くんを使う人が増えてくれたらうれしいですね。
インタビューを通して印象的だったのは、「碼希くんが好き」という言葉が何度も自然と出てきたこと。
便利な改変ツールではなく、”好きなアバターをもっと楽しんでほしい”という想いから生まれた作品だからこそ、多くのユーザーの心に響くのかもしれません。
今後挑戦してみたいこと

― 今後はどんな制作に挑戦してみたいですか?

衣装制作ですね。
僕自身、リアルクローズ寄りの爽やかな服装が好きなんですが、VRChatではまだ少ない印象があります。
そういうジャンルの衣装を作ってみたいですし、主流アバターへの対応も進めていきたいです。
さらなる事業拡大を目指して頑張ります!(笑)
碼希くんへの想いから始まった今回の追加シェイプキー制作。
そして次に見据えるのは、新たなジャンルへの挑戦です。
初めての制作で得た経験を糧に、今後どのような作品が生まれていくのか、期待せずにはいられません。
商品情報
碼希-まき- 追加シェイプキー
- 制作者:ryu_nama
- 発売日:2026年8月1日予定
- 価格:1,000円
- シェイプキー数:70種類以上
- 対応アバター:碼希-まき-



関連リンク
🎨 追加シェイプキー(RNM BOOTH)
https://ryunama.booth.pm/
👤 対応アバター「碼希-まき-」
https://booth.pm/ja/items/3162696
テスターの皆様
シェイプキー製作者 ryu_nama
X:@ryunama0218

ゆぎしの様 記事のトップでも使用させていただいてます、ありがとうございます✨

rrrrrrr(ろん)様

空翠タクミ様


だいぶ雰囲気が変わりますね・・!さすが70種類シェイプキー!
どの碼希くんもかっこいい!!
今回のインタビューを通して感じたのは、ryu_namaさんが終始「碼希くんが好き」という気持ちを大切にされていたことでした。
「もっと自由に改変できたら。」
「でも、碼希くんらしさは残したい。」
一見すると両立が難しそうなこの想いを、約2カ月弱という時間をかけて形にしたのが今回の追加シェイプキーです。
テスターの皆さんの協力もあり、一つひとつ丁寧にブラッシュアップされた本作品は、単にシェイプキーを増やすだけではなく、「自分だけの碼希くん」を楽しめる選択肢を広げてくれる作品だと感じました。
今回ご紹介した改変例を見ても分かるように、同じ「碼希くん」でもここまで雰囲気を変えられることには驚かされます。それでいて、どこか”碼希くんらしさ”が残っているのも印象的でした。
昔から碼希くんを愛用している方はもちろん、これから改変に挑戦してみたい方も、ぜひ一度手に取って、その可能性を体感してみてはいかがでしょうか。
取材を受けてくれた方
ryu_nama
記事作成者
そらまめ
エンジニア / VRChatライター 普段はソフトウェアエンジニアとして働く会社員。AIを活用した開発やWebアプリケーション開発に携わる傍ら、VR・メタバース分野の情報発信にも取り組んでいる。 趣味はVRChatでのアバター改変で、Lapwing・龍のYollちゃん・キプフェルを愛用。VRChatで知り合った友人たちとボルダリングに出かけたり、リアルでも遊ぶVRCコミュニティに。自宅では料理やPCゲームを楽しみ、幅広い趣味を満喫している。 VREPOでは、イベント取材やインタビュー記事の制作補佐を担当。読者に「行ってみたい」「会ってみたい」と思ってもらえる記事づくりを目指している。

