VRChatでフレンドと過ごし、そのまま眠る「V睡」。
いまでは珍しくない過ごし方ですが、眠っている間もVR機器を身につけ続ける以上、機器の安全についても少し考えておきたいところです。
きっかけとなったのは、Xに投稿されたQuest 3を分解した際の写真です。
このQuest 3は約2年間使われていたもので、V睡にはほとんど使用していなかったとのこと。
普段使っているVR機器でも、長く使っていれば劣化や故障が起きる可能性があります。
これを機に、一度自分のVR機器の安全について考えてみてもよいかもしれません。
起きていれば気づける。でも、寝ていたら?
VR機器を使っていると、本体やケーブルが熱を持つことがあります。
起きているときなら、
「いつもより熱い」
「焦げ臭い」
「何かがおかしい」
といった異常にも気づきやすく、すぐにHMDを外したり電源を抜いたりできます。
しかし、眠っている間はそうはいきません。
異常が起きても、気づくまでに時間がかかる可能性があります。
Quest 3の安全ガイドでは、睡眠中や睡眠補助としてHMDを使用しないよう案内されています。
V睡が一般的になっているVRChatですが、長時間身につけたまま眠ることには、こうした点もあることを知っておきたいところです。
布団や枕で熱がこもらないように
V睡では、布団や枕にも気をつけたいところです。
寝返りをしたことでHMDの一部が布団に埋まったり、電源アダプターが毛布の中に入り込んだりすることがあります。
起きていればすぐに直せますが、眠っていると気づけません。
V睡をする場合は、HMDや電源周りに熱がこもりやすい状態になっていないか、一度確認しておくとよいでしょう。
バッテリーだけでなく、充電口やケーブルも
長時間VRChatをするため、Quest 3にUSB-Cケーブルをつないだまま使用している人も多いでしょう。
本体のバッテリーだけでなく、充電口やケーブルも確認しておきたい部分です。
Xでは、Quest 3の充電口付近が焼けた事例も投稿されています。
特にV睡では、数時間にわたって給電を続けることもあります。
ケーブルが破れている、端子がぐらついている、以前より熱を持つようになったなど、気になる変化があればそのまま使い続けない方がよいでしょう。
壊れたコントローラーも使い続けない
HMD以外の機器にも同じことが言えます。
VRを遊んでいると、壁や家具にコントローラーをぶつけてしまうことがあります。
ヒビが入ったりパーツが欠けたりしても、「まだ動くから」とそのまま使っている人もいるかもしれません。
しかし、動いているからといって壊れた機器を使い続けるのはおすすめできません。
電池の液漏れや異常な発熱にも注意が必要です。
Xでは自分で修理している例も見られますが、無理に分解や修理を行うと、さらに破損させたり怪我をしたりする可能性もあります。
破損が見つかった場合は、まず公式サポートに問い合わせるのがよいでしょう。
V睡するなら、HMDの選び方も変わるかもしれない
V睡は、VRChatに根付いたひとつの文化です。
だからこそ、V睡をよくする人はHMDを選ぶときに、解像度や価格だけでなく「電源」について考えてもいいのかもしれません。
Quest 3のようなスタンドアロンHMDは、本体にバッテリーを内蔵しています。
一方で、HMD本体に大容量バッテリーを持たず、外部から電源供給を受けて動くVR機器もあります。
有線型でもケーブルや電源周りへの注意は必要ですが、何時間も眠りながら使うことが多いのであれば、バッテリーを内蔵していないHMDを選ぶという考え方もありそうです。
「眠っている間、どんな機器を身につけ、どのように電源を取っているのか」
V睡を楽しむ人ほど、一度自分の環境を見直してみてもいいのではないでしょうか。

